近年、仕事が原因でうつ病になる人が多いようです。
そういう私も過去に営業職をやっていた時代にうつ病になりました。
そこまで深刻になる前に対処できたのでよかったのですが、手遅れになってしまうと社会復帰するのに時間がかかってしまいます。
今回は私の実体験を基に営業職におけるうつ病について書きます。
こんな方におすすめ
- 営業職を辞めたいと思っている方
- 仕事が辛くてそろそろ限界の方
この記事の権威性
- 実際に営業職でうつ病になった経験あり
実際にうつ病になるまで
私は大学を卒業して医療系の商社に就職しました。
営業はそこまでやりたかったわけではなく、よさそうな求人が出ていたからという理由で選びました。
大学を卒業してすぐは、「社会人」というものに慣れるのに時間がかかりました。
仕事も当然なかなか慣れることができませんでしたが、なんとか1年経って仕事にも慣れました。
精神的には不安定ながらもなんとかやっていけていました。
2年目の夏ごろ、匿名で「お客様満足度調査」というものを実施しました。
それは匿名と言いつつもどのお客様が書いたか分かるようなものになっていました。
私は、そこまで酷く書かれるようなことはしていないと思ったのですが、事件が起こりました。
とある小児科から、かなり長文の酷評が来ていました。しかも、それが全社に公表になっていました。
そこでわたしは
「今まで自分がやってきたことって・・・」
という思いと、
「やっぱり営業は向いていないんだな」
という思いとで悩むようになりました。
出勤するのが今まで以上に嫌になりましたし、お客様を訪問するのも嫌になり、社内にいるときも笑顔がなくなりました。
趣味で続けていた楽器も全くやる気がなくなり、仕事も苦痛になり何もやる気がなくなりました。
休みの日もほとんど家から出ずに、1日中寝ていることが多かったと思います。
そこで高校時代にお世話になった先生に相談してみると、
心療内科の受診を勧められました。
うつ病と診断されてから治療まで
心療内科に行くのは勇気が要りました。
知っている人に会ったら恥ずかしいという思いや、なんで自分が心療内科に通わなければいけないんだろうという変なプライドが邪魔をしました。
もし心療内科に行くことについて、このように思っている方がいたら
そんなの気にする必要はありません。
と言いたいです。なぜなら、自分の体は自分にしか分からないし、手遅れになる前に対処した方がいいからです。
実際に私も心療内科に通うことになりました。
緊張しながら初診に行くと、先生は私の話をよく聞いてくれてアドバイスもしてくれました。
そして、告げられた病名が
うつ病
でした。そこまで進行してないようでしたが、投薬治療をすることになりました。レクサプロという薬を1日1回飲むといった治療をすることになりました。
ちなみに、うつ病になると「自立支援」の申請をして病院代を1割負担にすることができます。詳しいことは病院の先生に聞いてみてください。申請は各市町村になります。
約2年間薬を飲んでいました。うつ病の薬は自己判断で止めると体調を崩すことが多いので絶対自己判断で止めるのはやめましょう。
私も最初は薬を飲むのに抵抗がありました。
ただ、ちゃんと治療しないとという思いがあり、薬を飲むことにしました。
すぐに効果は出ないのですが、飲み続けていると思考が前向きになったり不安な思いをすることが少なくなりました。
うつ病は、完治したかどうかの判断がとても難しいようです。ただ、私は2年間の投薬治療後、薬をやめてから再発することはありませんでした。
ちょっと落ち込んだりということはありましたが、誰でもあるようなレベルの落ち込みだったので再度通院をするといったことはしませんでした。
うつ病にならないようにするには
営業職ならではですが、
適度にサボることが必須です。
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常に仕事のことばかり考えていないで、「完全にサボる日」を設定するといいです。
サボった後に
「今日何していたんだろう自分・・・」
と自分を責めてしまう人もいると思います。
この思考はやめた方がいいです。
なぜなら、そのように責任感が強い方がうつ病になるリスクが高いからです。
「サボって当然!」
くらいの心構えでいましょう。
体を動かすのもいいです。
私がうつ病だった時はスポーツジムに通っていました。筋トレをしたり、歩いたり、走ったり、体を動かすと嫌なこともスッキリすることもありますので、メンタルが不調の方は体を動かしてみるのもいいと思います。
まとめ
うつ病かな?と感じたら心療内科に相談してみるのがいいです。
先生によっては、薬を飲む必要がないと判断するケースもありますが、一度相談してみるのがいいです。
手遅れになる前の早めの行動があなた自身を助けることになります。長いことメンタルの不調が続いている方は参考にしてみてください。